2017年05月

2017年05月29日

薬研

いつかきっと・・ここまで来るなと思っていた・・
ぶらりと立ち寄った骨董屋で見つけた。

薬研

居場所はここにしようと思いながら帰って来た。


薬研


使った後の掃除は、床屋の竜さんにもらった刷毛がよいな・・と考える。
この刷毛は、今は製造してないらしく、持ち手の木には彫刻が施され、
刷毛は馬の尻尾で出来ている。
洗剤で洗えると、竜さんが言っていた。
(後ろの小箒は、鰹節削り器用)

刷毛


ゆっくりと軽く、木車を回すだけで、
ホールの胡椒が挽ける。





オヤジ晩酌


絹サヤと卵の炒め物で安焼酎
薬研で黒胡椒たっぷりと挽いた。


絹さや卵とじ



格段に、黒胡椒の香りが冴えてるような気がする☆


at 20:36|PermalinkComments(6)古もの 

2017年05月26日

おしのぎ

今年の筍も、ずいぶんと楽しませてもらった。
ひとつだけ書き忘れていたレシピを思い出したので記録します。

向田邦子さんの暮らしぶりが好き。
小説はあまり読んだことはないが・・
女優さんには無い美しさがある佳人だと思う。
そして、酒豪だ。

アタシは、彼女の料理より、器が好きで、何冊か本を持っている。
料理も、はずれはあるけれど、なるほど・・と思う美味しいものもある。
その中の一品  「タケノコ焼き飯」


炊きたてご飯にバターを入れて混ぜ、醤油を回す。
(向田さんは、ご飯をバターで炒める)

小さなサイコロ状にカットした茹でタケノコをバターで炒め、
麺つゆで軽く味付け。

ご飯と合わせて、黒胡椒をガリガリして出来上がり。


筍飯





向田さんのレシピの中に、
これは本当に絶品だと思う 「海苔吸い」 がある。
酒飲みにはたまらない。

作り方は簡単。

昆布出汁(鰹節は使わない)に酒を少々入れて沸かす。
その間に、
器に梅干を小さく千切って、海苔を千切って、
山葵を入れ、(向田さんは、本山葵を摺ってました)
極少量の醤油を入れる。
沸いた出汁を注ぐ。

これだけなんだけれど、実に美味しいのだ。


オヤジ晩酌の おしのぎ


海苔吸い



飲み疲れた頃、小吸いもの椀で供すると、お客様は、たいがい喜ばれる。
アタシは、一人の時も時々作ります。

ちょっとひといき・・
口の中がさっぱりとして・・又、お酒が進むのよね(笑)


at 20:41|PermalinkComments(2)台所 

2017年05月22日

山の御馳走

二部治身さんの本を、久しぶりに手に取った時から・・
アタシの暮らしぶりは激変した。

ずっと以前に買った本だが、その時は、
ふ〜ん・・なかなか素敵な人だけど・・
くらいにしか思わなかった記憶がある。

アタシが、この古い家に引っ越して来てから、急に惹かれていった。
何冊もの古本を買い、夢中で読みふける日々が続いている。

「台所の丸ごと自然」、「美しい暮らし十二か月」、「百の緑の中で」
・・・・まだまだある(笑)



二部さんの職業名を一言で言うのは難しいが、
「草挿家」というところだろうか・・
八王子の山の中に住み、
自然の中でダイナミックな生活をしている人なのだ。

野山の花や草を、骨董の器や古い籠やアフリカの土器やブリキに
それはそれは見事に活ける。

そして、思わず真似をしてみたくなる料理の数々・・・・




絶対に作りたい料理が、「山うど油炒め」 だった。
天然の山うどは、ここらあたりの道の駅には売っていないので、
目指す店まで、思い切って北にひたすら車を駆る。
1時間強の所にある、目立たない店「にこにこ市場」まで。



二部さんの言うとおりに作ってみた。

まず、山うどは茹でて、水に取り、一晩そのままに。
そして、なるべく大きく切って、油で炒める。
味付けは、醤油のみ。


山うどを炒める





この、醤油だけってとこが大事らしい。
出来上がり♪

できあがり



ものすごく・・・ほんとうに・・ものすごく美味!!
驚いたわ・・・


山うど




そして、にこにこ市場で買った「山蕗」を、いつもの「きゃらぶき」にする。

これはアタシのレシピだが、ちょっと手間がかかる。
まずは、ざっと洗った山蕗を笊に上げ、半日くらい天日に干す。


山蕗を干す


切ってから、一度茹でこぼし、笊にあける。

水は入れずに、美味しい酒と醤油だけで、極弱火でコトコト煮る。

いろいろ用事をやりながらだけど、3時間くらい煮るだろうか・・

はい、出来た♪


山蕗煮



山のものは、出汁や鰹節や昆布を使ってはならない・・
まさに二部さん、そのもの。


料理の極意と、今は深く思う。


at 22:37|PermalinkComments(2)旬を食べる 

2017年05月19日

桃源郷へ

益子の陶器市で出会った焼酎サーバーのコックから、
一滴ずつ漏れているのに気付いた時はショックだった。

作家の矢津田さんに現状を電話して、急遽、工房に伺うことになった。

ナビゲーションにはない道を、勘に頼りながら山道を進む。
到着したのは、山のてっぺん・・・
そこが矢津田さんのお宅だった。

言葉で表せないので・・ここ



サーバーのコックの不具合だったそうで、
すぐに新しいコックと換えて下さった。

漏れが無いかどうかを、矢津田さんが確認している間、
アタシは気もそぞろで、インテリアに目が釘付けになる。
じろじろと見回しては失礼なのは分かっていたが・・
アタシの理想の台所、そして居間の囲炉裏・・あぁなんて素敵なの・・

矢津田さんは、古もの好きだった。
焼酎サーバーに感じた「古代の海底に揺らめく不思議な花群と水泡」
矢津田さんの作品に、ぐいぐいと惹きよせられたわけは、
そこらあたりにあるのかもしれない。

お茶をご馳走になりながら、いろいろお話しをした事が、
なにより嬉しいひと時だった。
薫り高い美味しい紅茶だった・・な・・





矢津田さんに頂いてしまった・・


焼酎を飲むカップ


カップ




お皿


お皿




少し深さのある鉢
これ・・森の木々のよう・・

鉢




矢津田さん器





小松菜の塩炒めを盛ってみた


小松菜の塩炒め

使ってみて気が付いたことだが、
底面が焼き締めになっていて、水がさらりと弾いて気持ちがいいのよね・・

料理を盛って食卓に運ぶ時も、その手触りといい、軽さといい・・

矢津田さんは、そうとう料理好きの人だと思う。



幸せな夜だこと・・・


at 22:31|PermalinkComments(8)日本の手仕事 

2017年05月05日

筍寿司

筍は美味しい店とそうでない店の格差が凄いという事を今年知った。
世の中、知らない事が多過ぎて面白いな・・
むろん、スーパーの筍は論外。

知人から教えてもらった「美味しい筍のある店」に、昨日の朝出かけた。
深山に囲まれた道の駅「ろまんちっく村」の朝掘り筍が絶品らしい。
家から車で20分くらい。

花々やハーブなど所狭しと並び、ゆっくり見たいのを我慢して、
筍を買ったら、脇目もふらずに即帰宅して、
ゆっくりと筍を茹でた。

オヤジ晩酌をしながら・・筍を煮て、一晩休ませる。
昨夜はこんな肴・・カツ煮


カツ煮








アタシの筍寿司の作り方

※寿司酢の調合

梅干を作る過程で出る白梅酢を使う(赤紫蘇を入れる前の梅酢)
ウチの梅干しは塩分17%(念のため)

米1合に対して、梅酢28g+砂糖15g の割合。


※寿司飯に、煮た筍を和えるだけ。

山椒の葉を、これでもかと思うくらい混ぜるのが、ウチの味。



筍寿司


筍寿司

山椒の葉は、この5倍くらい使う。

2時間くらい休ませると、とても美味しくなる。

ふと思ったのだが・・
白梅酢だけでご飯を切り、
甘めに煮た筍を混ぜる方法も美味しいんじゃないか・・きっと!
もう一回、筍寿司を作ろう♪


さぁて、これからこれを待ってくれてる人に届けましょう☆


at 09:07|PermalinkComments(0)旬を食べる 

2017年05月02日

陶器市へ

歩いた歩いたぁ

家に帰り、風呂上りの麦酒を飲んだら、酔いが一気に回る。


連れ帰ったモノ


「机上工芸舎のマットなステンレスのトンク」


トンク


ステンレスを叩いて、高温の窯に入れて焼くと、
こういう風なマットな地肌になるらしい。
薄いのと、掴み手が凄く柔らかいので、使い勝手がいいと思ったのよね。








焼酎サーバーに惹きつけられ・・・後先も考えずに連れ帰る。

矢津田 義則さん作


焼酎サーバー







オヤジ晩酌


チーズ&干しぶどう



安焼酎も旨し


at 22:25|PermalinkComments(4)陶器市