日本の手仕事

2017年01月05日

お正月の器

台所には、通常の食器棚とは別な、小さな箪笥がある。
そこは、季節の器が収められて、おのおの出番を待つ。

お正月にしか出番のない器

お正月の器


お正月の器2



何も、特別なご馳走を盛り付けるわけじゃないのよ。


今日は、平皿にはお餅、小鉢には漬物を盛った。


そうそう!昨年の夏頃、
骨董屋で見つけた火鉢のことを書いていなかったっけ。
伊万里の染付で、大きさが気に入って連れ帰った。



お餅を焼く




アタシは何故か、松や鶴、富士山に弱い。
その類の古物を見つけると、どうしても連れ帰ってしまうのよねぇ。

しかし、日本の文化って素晴らしいな・・




オヤジ晩酌


焼き蟹で焼酎


10年ほど前に梅田のデパートで買ったル・クルーゼのプレートを引っ張り出してみる。
波型の溝があり、平面は、くの字になってる。
焼肉用と記憶しているが、案外、使い勝手がいいかも。
とてつもなく重いことを除けば。
なんでまたこんなに重いものを仕事先で買い込んだんだろ・・



蟹を焼く





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2016年03月31日

華やぐ季節

桜が咲き始めた。
二分咲きくらい・・・

ここ二週間以上仕事に追われて、なかなか気が休まらない日々だったが、
遠出した昨日の仕事帰り道、
(さぁ、今日は気分を変えて何処かで遊ぼう)と、東京の道を車で駆る。
車を停めた先は、骨董屋・・・何ぁんにも変わってないなアタシは(笑)


別に、何かを買いたくて店に入ったわけじゃないけれど、
時代を経て、更に更に輝くものに逢いたかっただけ。

しかし、一目で惚れてしまった大皿から、目が離せなかった。

頭の中でぐるぐると考える・・これを収納するスペースを。
仕舞うのではなく、いつでもサッと取り出せて、
日々使えるような場所が、台所の何処にあるだろう・・
それに、お財布にゆとりがあるわけじゃない。

しかし、清水の舞台から飛び降り・・連れ帰った。
美しいものに出逢ってしまうと、アタシはどうしてこう堪え性がないんだろうか

こういう時に考える常套手段は、

「服や靴や化粧品をばんばん買うわけじゃないし、
 宝石は母のお下がりしか持ってないし、
 レストランや中華飯店で豪遊することもない、
 仕事以外で旅行に出かけるわけでもない、
 そんな慎ましやかな暮らしの幸せをありがたいと思っている」

・・だから・・
「日々、楽しく料理して、美しい器に盛り付ける幸せを戴いても、
 罰は当たらないだろう」



江戸中期の古九谷で、直径38センチの大皿。
表面は、釉薬の凹凸があり、花や鳥が浮き出て見える。


古九谷1


程よい深さが使いやすそう・・

古九谷3




角福の銘に(家のどこかで見たような・・)と思ったが、
その時は思い出せなかった。

古九谷2




やっぱりあった・・
20年くらい前に、益子の骨董屋で買った小さな杯。

杯

杯裏








オヤジ晩酌

古九谷に気もそぞろで、料理する気も起きなかった。
冷凍庫を覗くと、お正月に食べ損なった蟹足があったので、
炭火で炙ることにする。
こんな時は陶板を使うと、蟹から出る汁で灰を汚さずにすむ。

冷酒をちびりちびり飲みながら、火鉢の番をしていると、
疲れがすぅ〜っと消えていく。


カニを炙る


古九谷の大皿に盛ろう

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2016年03月18日

一人遊び

アタシは一人遊びが好きだ。
車で北へ駆ける・・山を見ながら

今日の目的は、何箇所かの道の駅を回って、
ふきのとう を買うことだ。

家から20分くらいの道の駅(ロマンチック村)に寄り、
次は日光の道の駅。
最後に、ダイヤ川公園の直売所。
そして、お昼を食べてから、
日光市内の大好きなアンティークショップを覗く。
こんな行程を立てる。

美味しい珈琲を淹れてポットに詰め、
お弁当を作り、いざ出発。

前方に山を見ながらの運転は、本当に心が弾むのだ。


北へ


お弁当を食べるのに最適な、ダイヤ川公園内の東屋。
ここは、無料休憩所だが、食券を買うこともできる。


公園にて2

可愛い犬がいた♪

公園にて1


てんぷら蕎麦とお弁当のお昼ご飯

公園にて3



道の駅で買ったものは、お餅・本山葵・なめこ・ふきのとう


アンティークショップを覗いて買ったもの

「フランスの手刺繍布」

食卓に置いてある三河黒七輪(長方形)の埃よけに使う予定

手刺繍の布




「ミルク硝子の古い瓶」

手作りのハンドクリームを詰める瓶をずっと探していたが、やっと出合った♪

古い瓶






オヤジ晩酌

にごり酒

オヤジ晩酌



ちびちび飲みながら、ふきのとう味噌を作る。

ふきのとう♪




自分流 「ふきのとう味噌」 レシピは、塩・酒・味噌だけで作る。

出汁や砂糖など使うと、香りが損なわれる。
鰹節は、味の邪魔になるので注意よ。

かんかんに熱したフライパンに、
洗って半分くらいに切ったふきのとうを入れる(油は引かない)

ひとつまみの塩をパラパラと振り、酒を入れ、蓋をして、3分くらいそのまま

味噌を入れて、汁気がなくなるまで煮詰める

ふきのとう味噌煮


ふきのとう味噌



同じやり方で、「醤油煮」も作った。


ふきのとう醤油煮



幸せ・・・

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2016年03月02日

お皿は椿の葉っぱ

youkoからのプレゼントが届く。

youkoのプレゼント



自分では買えない器・・・


素敵過ぎて怖いようなお皿だった。


そして、アタシの心が震えたのは、手縫いの袋だった。

日々、使うためには、安心して食器棚にしまえる事が重要なのよね・・

アタシが気に入って日常的に使う大切な器は、
袋に入れて食器棚にしまっておくことを、youkoは知っていたんだわ・・



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2015年12月28日

錆びた鉄のヘラ

誰からももらえなかったクリスマスプレゼント・・・
なんか寂しいなぁ
今日は天気もいいし、なんとなく出かけたくなった。

ちょうど、ティートゥリーの精油が切れている。
ティートゥリーは大好きな香りで、ハンドクリームを作る時に使う。
いつもの店に行った。

精油を買い、包んでもらってる間、店内をぶらぶらする。
そして、例のごとく・・見つけちゃった。



錆びた鉄のヘラ

鉄のヘラ1


鉄のヘラ2


大工道具と思うが、アタシはもちろん、料理道具として使う♪
定位置に収める。


鉄のヘラ3


以前買った”錆びた鉄のフォーク”は、使わない日がないほど活躍中♪

丸ごとジャガイモや、ふろふき大根が煮えたかどうか刺したり、
ピザ台に、まんべんなく穴を開けたり、
コンニャクにガシガシ刺して味滲みをよくしたり、
油揚げを刺して熱湯を回して油落としなどなど・・

実際に使うと、この錆び加減が、すこぶる具合がいいのよね・・
ジャガイモや大根、油揚げ、厚揚げなど、刺した時に、するりと抜けない。
錆びの効用ね☆
そして何が凄いって・・洗った後の速乾性。

日本の鍛冶じゃないと、こういう錆び加減にはならないそうだ。





オヤジ晩酌


ポテトフライを作る。

風呂上りの麦酒を飲みながら・・
丸ごとジャガイモを皮付きのままストーブにかけ、柔らかく茹でる。

池波正太郎レシピ通りに小さくカット。
早速、ヘラを使った。
こういう時って、包丁より便利だわ・・
柔らかいジャガイモがヘラにくっつかない♪

気をよくして、エキストラバージンオリーブオイルで揚げ焼きする。

ポテトフライを揚げる
ポテトフライ


ウスターソースで・・





錫のチロリで熱燗


熱燗で・・


肴は、沢田の鉄砲漬け。

鉄砲漬け


なかなかいい宵♪

at 20:48|PermalinkComments(6)

2015年10月25日

銅のフライパン

夜中に風の音で目が覚めた。
ひゅ〜う〜ひゅう〜ちょっと怖かった。
古い家なので、隙間風で障子がカタカタ鳴る。

山茶花が咲き、北風が吹いて、いよいよ今年もあとわずか・・
今年の春頃だったと思うが、清水の舞台から飛び降りるつもりで買った、
銅のフライパンを記事にしておこうと思う。

一目惚れした。
使ってみて、一言では言い表せないその使い心地のよさに感動する。

水野正美さんという人が作った銅のフライパン

フライパン


裏には名前が彫ってある。


水野正美



銅は、手入れが大変と思われる方が多いと思うが、そんなことはない。
使い終わったら、金タワシでガシガシ洗い、ガス火で乾かすだけでよい。
洗剤は使わない。

鉄や銅のフライパンに慣れたら、
もう絶対にテフロンには戻れないと思う。
油に馴染んでからの、こびりつかない性能は、テフロン以上だと思う。
年月を経るごとに、その使い勝手の良さは増すばかりで、まさに一生もの。

ついでに、南部鉄の餃子鍋を載せておこう(本来はすき焼き鍋)
初めは、餃子が焦げるはくっつくはで閉口したが、
今や、餃子がつるっつる滑るようになった。
中身はジューシーで皮はバリッと焼き上がる。

餃子鍋







お昼ご飯


おかずは、溶き卵に醤油を混ぜて焼いたもの。
これ、大好物♪

この、小さな銅の卵焼き器は10年は経っているが、使い心地満点なのだ。


醤油っ卵



お昼ごはん



昨夜の嵐は何処へやら・・
秋晴れの澄み切った空が気持ちがいいな。
庭仕事もしたいし、ぶらぶら買い物にも行きたいが・・
差し迫った仕事があるので我慢しよう。

at 11:24|PermalinkComments(4)

2015年09月26日

一目惚れ

”おつかいもの” を選ぶ時って、あれこれ悩む。
埼玉に住む友人に、森の家地方の美味しいものを送ろうと迷った。
お菓子もいいけれど、お漬物なんてどうだろう・・
とっても親しい人なので、電話して聞いてみた。
漬物が嬉しいと言う♪

「たまり漬け」という有名な漬物があるが、これは添加物の味がする。
「ろばた漬け」という漬物屋のものは、保存料も着色料も使用ぜず、
自然な味で凄く美味しい。
日光街道を上って、今市の店まで買いに行った。


その帰り道・・・・
いつぞや、「お宝」と書いてある看板が気になり、引き返した店・・
覚えておられるだろうか?

今日は、迷うことなく車を乗り入れた。
しかし、ここは女一人が入れるような店じゃない(笑)
相変わらず、ガラクタが山積みされていた。

買ったもの
テラコッタの小さな植木鉢2つ (100円也)
ちっちゃくてボコボコの片手鍋 (50円也)



もう嬉しくて々・・・・

ものすごくちっちゃいのよ〜

小さい片手鍋


このデコボコ感が、何ともたまらなく好き♪


小さい片手鍋2



どぉ? 可愛いでしょ☆!


小さい片手鍋3






オヤジ晩酌


ローズマリーとアンチョビのピザを焼いた。

今夜はワインを開けようっと♪


ローズマリーとアンチョビのピザ




外仕事以外で、家から出たのは何日ぶりかしら・・いや、何週間ぶりかも・・

仕事部屋に籠もり、
夜は、チャッチャと料理をして安焼酎を楽しく飲み、
布団に入ったら、眠くなるまで本を読む。

こんな日常だけど、
今日みたいに、大好きな古ものに出会うと最高に幸せ☆

さぁ、明日もがんばろう

at 20:38|PermalinkComments(4)

2015年09月14日

塩麹壺

ウチの台所に”なくては落ちつかないもの”の中に、塩麹がある。
塩麹は、作るのも簡単な上に、一旦作ると冷蔵庫の中で長いこともつ。

発酵するまでは常温に置くのだが、その時の器が肝心なのだ。
やはり、自然の呼吸が出来る陶器がベストだと思う。
一般的には、蓋をせずに、出来上がるまでは埃よけの紙を被せておくが・・
アタシは、蓋が欠けてしまった壺を愛用している。

蓋の欠けた所から空気が入るので、発酵が更に促進されるようだ。


塩麹壺1





この壺は、引越しの片付けをしていて見つけた。
食器棚の奥にあった。
(割れた器を何故?)といぶかしく思ったが・・
きっと、親が大切にしていたのだろう。
濱田庄司作の蓋物だった。
もちろん、アタシには鑑定能力はないが、
益子の展覧会で、同じ壺を見た時は驚いた(笑)


塩麹壺2





麹は、山形の克子さん手作りの生麹で、小分けにして冷凍してある。
3割の塩と混ぜて、水を加えて作る。

日に一度、ゴムヘラでかき混ぜる。
発酵させて5日目・・・いい香りがしてきた。
もう少し寝かせて、保存瓶に詰め替えよう。


発酵してきた塩麹



保存瓶は、リアルのマヨネーズ瓶が秀逸。
何故かと言うと、中まで洗えるし、蓋がプラスティックなので錆びないから。
瓶の蓋が金物だと、塩気で錆びてしまう。
檸檬の塩漬けや柚子の塩漬けなども、この瓶に小分けにしている。

残り少なくなった塩麹

保存瓶








オヤジ晩酌

鮭を塩麹に漬けて置いたものを焼いた。
残りは明日のご飯のおかず。

秋は、やはり日本酒がうまい☆

塩麹鮭を焼いた

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2015年06月18日

錆びた鉄は凄い

このサビサビの鉄は、骨董市で買いました。

見た瞬間に、コレだ!と思ったんです。
卓上三河黒七輪に、長さが合うかもしれないとも・・

何も、錆びた鉄網など買わなくてもと思われるかもしれませんが、
錆びてるからこその威力を、アタシは知ってしまったんです。


サビサビ網





この錆びたフォークは、いつも行く店で、一目惚れで買ったものですが、
これが最高に使いやすい。

錆びた鉄のフォーク♪


野菜が煮えたかどうか刺してみる。
油揚げを刺して、熱湯を回しかけ油抜きをする。
錆の効用で、一旦刺したら、するっと抜け落ちないから、誠に使いやすい。

ピザ生地台やコンニャクに、まんべんなく穴を開ける時も使ってるな♪

使用後は、水で洗うだけでいいし、水滴は拭き取らない。
すぐ乾く。
良い事尽くめなのだ。


使い続けると・・こうなる・・
赤錆び色は消える。
黒光りしてるでしょ♪

調理には欠かせない道具になった。

錆びた鉄のフォーク







オヤジ晩酌


初夏なのに、夜になると、ぐっと寒くなる。

焼き鳥屋で買ってきた”焼き鳥”を、焼き直す。

やっぱり炭火だと美味しいなぁ〜☆


「七輪で焼き鳥」

焼き鳥


焼き鳥2




焼き鳥のこびりつきは、水だけで、さぁ〜っと落ちる。
臭いも残らないから不思議なのよねぇ・・

錆びてるからこそなんですよ・・これがステンレスだったら大変だと思うわ・・


五徳の水洗い


お餅を並べて焼くのにも、きっとよいな♪

錆びた鉄・・バンザイ☆

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2015年06月11日

銀のトレイ

月に一度の、大前神社骨董市・・
今や、アタシの楽しみの一つとなった。

何も探すあてもないまま、神社の境内を散策するのも楽しいし、
時を経て、なお、精彩を放つ”もの”に出会うこともある。

もう何年も・・縁があれば欲しいなと思い続けていたものに、出逢った。



ウチの近所にある店で見かけた”真鍮の銀メッキトレイ”
欲しかったが、とても手が出る値段ではなかった。
でも、淵が浅くて使い勝手が良さそうなトレイに、心を奪われ、
石鹸やハーブオイルを買いに行く度に、
そのトレイを手に取っては溜め息だった。


先月の大前神社の骨董市で・・何と、それはアタシの元へやって来た。

ただ・・アタシが欲しかったのはトレイだけなのに、
ポット・クリーマー・シュガーポットとのセットだった。



トレイだけ、毎日のように使っていたが・・

雨季のこの時期、アイスコーヒーを作るようになり、
水出し後の珈琲を保存する時に、ハッと思う。

(そうだわ!あのポットに入れて冷蔵庫で冷やそう)

こういう瞬間が嬉しい☆


水出し珈琲


アイスコーヒー



クリーマーとシュガーポットも、こうして見るといろいろ使えるかも・・でも・・

珈琲や紅茶にはクリームを入れないし、お砂糖も使わないので持て余す。

どなたか、いいアイディアをお願いします。


クリーマー&シュガーポット

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