2017年05月19日

桃源郷へ

益子の陶器市で出会った焼酎サーバーのコックから、
一滴ずつ漏れているのに気付いた時はショックだった。

作家の矢津田さんに現状を電話して、急遽、工房に伺うことになった。

ナビゲーションにはない道を、勘に頼りながら山道を進む。
到着したのは、山のてっぺん・・・
そこが矢津田さんのお宅だった。

言葉で表せないので・・ここ



サーバーのコックの不具合だったそうで、
すぐに新しいコックと換えて下さった。

漏れが無いかどうかを、矢津田さんが確認している間、
アタシは気もそぞろで、インテリアに目が釘付けになる。
じろじろと見回しては失礼なのは分かっていたが・・
アタシの理想の台所、そして居間の囲炉裏・・あぁなんて素敵なの・・

矢津田さんは、古もの好きだった。
焼酎サーバーに感じた「古代の海底に揺らめく不思議な花群と水泡」
矢津田さんの作品に、ぐいぐいと惹きよせられたわけは、
そこらあたりにあるのかもしれない。

お茶をご馳走になりながら、いろいろお話しをした事が、
なにより嬉しいひと時だった。
薫り高い美味しい紅茶だった・・な・・





矢津田さんに頂いてしまった・・


焼酎を飲むカップ


カップ




お皿


お皿




少し深さのある鉢
これ・・森の木々のよう・・

鉢




矢津田さん器





小松菜の塩炒めを盛ってみた


小松菜の塩炒め

使ってみて気が付いたことだが、
底面が焼き締めになっていて、水がさらりと弾いて気持ちがいいのよね・・

料理を盛って食卓に運ぶ時も、その手触りといい、軽さといい・・

矢津田さんは、そうとう料理好きの人だと思う。



幸せな夜だこと・・・


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2017年03月04日

大根おろしの事

ぶらりと、近くの大好きな店に行った。
この店、時々、無性に行きたくてたまらなくなるのだ・・

独特の風格がある大きな ”おろし金” に目が釘付けになる。


話は変わるが・・

アタシの苦手な台所仕事のひとつに、大根おろしがある。

でも最近、おろし金と合気することを覚えて、少しは楽になっていた。
(合気するとは、肩の力を抜いて、下に下にと大根をおろす事です)

しかし、受けのボウルが課題だった。
ステンレスや陶器の受けだと、おろし金との接触音が気持ち悪いのよね。

連れ帰った ”おろし金” を契機に、はたと閃いたのが、
下の写真の ”木の器”  

帽子のような形が可愛く、柔らかな木の質感も気に入り、
果物やお菓子など入れるのにいいかもと思って、以前に買ったものだが、
何となく使わないまま、木の器は所在なげに、ずぅ〜っと棚にいた。

これが、大根おろし受け皿としては、優れものだった。
※ 帽子型なので、おろし金が不思議に密着してずれない。
※ 大根を、いっぱいおろせる。
※ 木の匙を添えて、そのまま食卓に出せる風体。


冷蔵庫の野菜室で忘れていた大根半分と、聖護院蕪、
ちょっとシナシナになっちゃってたが、摩り下ろす。


大根&蕪を下ろす


眠っていた木の器も、活躍の舞台があった!
とっても嬉しかった♪





オヤジ晩酌

揚げ出し豆腐で安焼酎


揚げ出し豆腐



見かけは悪いが、美味しいよ(笑)

しかし・・
料理好きなくせに、
気に入った器も、そこそこ揃っているのに、
この、盛り付けの・・才能の無さ・・

・・・・・・・・・無念・・・・・・・・・


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2017年02月19日

今夜は春巻き

落ちついて晩酌の肴を作る時間の無い時、
アタシはいつも午前中に作ってしまうことにしている。

今日は春巻きにしようと思い、具だけを仕込む。
皮は、午後のちょっとした時間にスーパーに行けばいいし。



春巻きや、お好み焼きは、家にあるものだけで作るのがアタシの掟。
今日の材料は、干し海老・干し椎茸・挽肉・春雨。

調味料使いは、いつもはシンプルなのだが・・
春巻きだけはゴチャゴチャ入れた方が旨いと思う。
鶏ガラスープ、出汁パックの中身、酒、醤油、塩、胡椒、オイスターソース、
ナンプラー、胡麻油を入れ、グツグツと煮る。
春雨を加えて、水溶き片栗粉でとじた。


春巻きの具作り中







オヤジ晩酌



風呂上りの麦酒を飲みながら、具を巻く。
お昼に残った「ホウレン草のおひたし」も巻き込んでしまう。

フライパンで揚げ焼き。


春巻きを揚げる





いい感じに出来た♪

この四角い器は、会津の登り窯のもの。
最近買った物だけど案外使い易い。
こういう瞬間、気持ちが華やぐな♪


春巻き♪




サラダ

サラダ




何食べようかなって考える毎日、うん!幸せ☆

本当は、四角い器に春巻きを盛り付けてみたかっただけ


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2017年01月05日

お正月の器

台所には、通常の食器棚とは別な、小さな箪笥がある。
そこは、季節の器が収められて、おのおの出番を待つ。

お正月にしか出番のない器

お正月の器


お正月の器2



何も、特別なご馳走を盛り付けるわけじゃないのよ。


今日は、平皿にはお餅、小鉢には漬物を盛った。


そうそう!昨年の夏頃、
骨董屋で見つけた火鉢のことを書いていなかったっけ。
伊万里の染付で、大きさが気に入って連れ帰った。



お餅を焼く




アタシは何故か、松や鶴、富士山に弱い。
その類の古物を見つけると、どうしても連れ帰ってしまうのよねぇ。

しかし、日本の文化って素晴らしいな・・




オヤジ晩酌


焼き蟹で焼酎


10年ほど前に梅田のデパートで買ったル・クルーゼのプレートを引っ張り出してみる。
波型の溝があり、平面は、くの字になってる。
焼肉用と記憶しているが、案外、使い勝手がいいかも。
とてつもなく重いことを除けば。
なんでまたこんなに重いものを仕事先で買い込んだんだろ・・



蟹を焼く





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2016年03月31日

華やぐ季節

桜が咲き始めた。
二分咲きくらい・・・

ここ二週間以上仕事に追われて、なかなか気が休まらない日々だったが、
遠出した昨日の仕事帰り道、
(さぁ、今日は気分を変えて何処かで遊ぼう)と、東京の道を車で駆る。
車を停めた先は、骨董屋・・・何ぁんにも変わってないなアタシは(笑)


別に、何かを買いたくて店に入ったわけじゃないけれど、
時代を経て、更に更に輝くものに逢いたかっただけ。

しかし、一目で惚れてしまった大皿から、目が離せなかった。

頭の中でぐるぐると考える・・これを収納するスペースを。
仕舞うのではなく、いつでもサッと取り出せて、
日々使えるような場所が、台所の何処にあるだろう・・
それに、お財布にゆとりがあるわけじゃない。

しかし、清水の舞台から飛び降り・・連れ帰った。
美しいものに出逢ってしまうと、アタシはどうしてこう堪え性がないんだろうか

こういう時に考える常套手段は、

「服や靴や化粧品をばんばん買うわけじゃないし、
 宝石は母のお下がりしか持ってないし、
 レストランや中華飯店で豪遊することもない、
 仕事以外で旅行に出かけるわけでもない、
 そんな慎ましやかな暮らしの幸せをありがたいと思っている」

・・だから・・
「日々、楽しく料理して、美しい器に盛り付ける幸せを戴いても、
 罰は当たらないだろう」



江戸中期の古九谷で、直径38センチの大皿。
表面は、釉薬の凹凸があり、花や鳥が浮き出て見える。


古九谷1


程よい深さが使いやすそう・・

古九谷3




角福の銘に(家のどこかで見たような・・)と思ったが、
その時は思い出せなかった。

古九谷2




やっぱりあった・・
20年くらい前に、益子の骨董屋で買った小さな杯。

杯

杯裏








オヤジ晩酌

古九谷に気もそぞろで、料理する気も起きなかった。
冷凍庫を覗くと、お正月に食べ損なった蟹足があったので、
炭火で炙ることにする。
こんな時は陶板を使うと、蟹から出る汁で灰を汚さずにすむ。

冷酒をちびりちびり飲みながら、火鉢の番をしていると、
疲れがすぅ〜っと消えていく。


カニを炙る


古九谷の大皿に盛ろう

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2015年09月14日

塩麹壺

ウチの台所に”なくては落ちつかないもの”の中に、塩麹がある。
塩麹は、作るのも簡単な上に、一旦作ると冷蔵庫の中で長いこともつ。

発酵するまでは常温に置くのだが、その時の器が肝心なのだ。
やはり、自然の呼吸が出来る陶器がベストだと思う。
一般的には、蓋をせずに、出来上がるまでは埃よけの紙を被せておくが・・
アタシは、蓋が欠けてしまった壺を愛用している。

蓋の欠けた所から空気が入るので、発酵が更に促進されるようだ。


塩麹壺1





この壺は、引越しの片付けをしていて見つけた。
食器棚の奥にあった。
(割れた器を何故?)といぶかしく思ったが・・
きっと、親が大切にしていたのだろう。
濱田庄司作の蓋物だった。
もちろん、アタシには鑑定能力はないが、
益子の展覧会で、同じ壺を見た時は驚いた(笑)


塩麹壺2





麹は、山形の克子さん手作りの生麹で、小分けにして冷凍してある。
3割の塩と混ぜて、水を加えて作る。

日に一度、ゴムヘラでかき混ぜる。
発酵させて5日目・・・いい香りがしてきた。
もう少し寝かせて、保存瓶に詰め替えよう。


発酵してきた塩麹



保存瓶は、リアルのマヨネーズ瓶が秀逸。
何故かと言うと、中まで洗えるし、蓋がプラスティックなので錆びないから。
瓶の蓋が金物だと、塩気で錆びてしまう。
檸檬の塩漬けや柚子の塩漬けなども、この瓶に小分けにしている。

残り少なくなった塩麹

保存瓶








オヤジ晩酌

鮭を塩麹に漬けて置いたものを焼いた。
残りは明日のご飯のおかず。

秋は、やはり日本酒がうまい☆

塩麹鮭を焼いた

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2015年05月07日

陶器市の忘備録

家仕事のアタシも、世間並みにゴールデンウイークを楽しんだ。

お墓参りに行ったり、庭の手入れや・・そうそう、夏服も見に行ったわ・・



一番楽しかったのは、益子の陶器市に行った事だった。

朝7時半に家を出て、8時過ぎから午後3時頃まで歩き回る。

その日はとても暑かった・・

翌日から微熱が出て、ひどい筋肉痛に寝たきり状態だったが(笑)




大ファンの作家、おぬきなつ さんの皿 ”ブレーメンの音楽隊”


楕円皿







これは、見た瞬間に・・タケノコの煮物を盛ったら美味しいだろうなと思った深皿

深鉢



筍と厚揚げの煮物





一度は通り過ぎたが、どうにも気になり、戻って買った器。

外側は磁器でガラスのような手触り、淡い翡翠色に惹かれた。

村上祐仁さんという作陶家。


磁器の椀


蕗ご飯






キャンドルハウス


キャンドル






もう、足は棒のようで・・へとへとだったが、いつもの骨董屋に寄った。

御手塩を一つ買う。


御手塩









お昼ご飯


まだ微熱があるので・・

「冷奴と、庭の最後のホウレン草のおひたし」


冷奴


ほうれん草のお浸し

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2014年11月05日

陶器市へ

もう、食器棚にはゆとりはない・・

だから、陶器市には行かないつもりだったが、

去年、バターナイフを買ってファンになった、木の作家の作品を見たいと思った。

まして、昨日は朝から上天気・・益子の陶器市の最終日だった。
やはり、行くことにした。


帰って来てお腹が空いてもいいように・・
野菜汁を作ってから出かけることにした。

昆布水に、里芋・大根・人参・柚子の塩漬け・厚削り鰹節を入れ、

沸いたら、塩で揉んでおいた鶏肉を入れる。

たくさん作っておいて、食べる時に小鍋に取り分け、
そのときの気分で味噌や醤油味にすればいい♪


おつゆ鍋








連れ帰った いろいろ


真っ先に目指した木の作家の店で買ったもの

”枯れ木のトレイ”

常に、テーブルに出しっぱなしにしておこう。


ヘーゼルナッツと木の器



この人が作家


木の作家








3時間ほど歩き回り、ぐぐっと惹きつけられたもの

”直火用の皿”

最近、グラタンを上手に作れるようになったので欲しくなった。

見た目は重そうだが、意外と軽い。

ワイルドで愉快な感じが、料理心をくすぐる。

ちびくろサンボの周りをぐるぐる回ってたトラがバターになったような色みたいだと思った。

グラタンが美味しそうに見える色合いだ♪


耐熱皿



同じ作家の作品をもう一つ買う。

”小どんぶり”

繊細な淡い色合いと質感に惚れた。

麻婆豆腐丼や、卵どんぶりなど、がっつり食べたくなる時によいナ♪


小どんぶり


この方が作家。素敵な人だった。

人品が作品に表れるなぁと思った。

作家おぬきなつ



「まぬけなアヒル、お連れ下さい」・・と、プレゼントして頂いた。

安定感がよくて、可愛くて、使いやすい・・とっても嬉しかった。

”アヒルの箸置き”


木の器&アヒルの箸置き





さぁ、帰ろうと駐車場に歩く途中・・目に留まって買ってしまった・・

”スープカップと小さい楕円皿”


スープカップ




この小さい楕円皿は一目で気に入った。

スッと買えないような値段の作家だったが、

陳列棚の下のダンボール箱に、ひっそりと1枚だけあったのを見つけた♪

それも破格の値段☆ (千円だったような記憶がある)

手びねり独特の、ぽってりとした歪の楕円がなんともたまらなく好き。

まるでミルクガラスのような・・つるりんとした手触りも素敵だった。


小さい皿









ガラス作家の店で、グッときた小さなポット。

蓋がピタッと密着するので、らっきょう入れにいいなぁ・・と連れ帰る。

眺めていたら・・グリーンオリーブを入れても素敵だなぁと思った。


ガラスポット









オヤジ晩酌


風呂上りの麦酒を飲みながら ”パセリとオリーブのポテトサラダ” を作る。

檸檬の塩漬けを細かく切って混ぜ込むと、
キリッとした味になり、お酒に合うの。


ポテトサラダ



あの小さな楕円皿に盛りつけようっと☆





今夜はなんだか寒いわね・・・・・・

ストーブにかけた鉄瓶の、しゅんしゅんという音と湯気に包まれる台所。

あったかい我が家・・

幸せだな・・

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2014年10月04日

台所の動線

糠壷さまの容器を変えて、調子よくいっていたのだが・・
盲点があった。

冷蔵庫に入るには入るのだが、
その形状から・・他のものは入らないことがわかった(汗)

まずい・・・・・・旅に行く時に気が気でない。

そこで、又考え直して、家捜しした。

丁度いいのがありました☆

お土産に頂いたものの、使いこなせなくて仕舞っておいた、
陸奥の ”鰊鉢” という漬物陶器。


糠壷様



流し台の奥に、ぴったりだった♪

長方形の、焼き杉花台(足付き)の上に糠壷さまを乗せ、
蓋は無いので、琺瑯のバットを被せた。

動線も良くなり、使いやすくなった。

レトロっぽくて・・満足☆


糠壷様の居場所









オヤジ晩酌


すき焼き

お酒は福井の地酒”黒龍”


すき焼き







台風が来るようだ。

明日は、庭回りの点検をして、植木鉢やら物干し竿など飛ばされないようにしなくては。

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2013年12月11日

素焼きのバターケース

これだ!と思うバターケースに出会った。

素焼きなので、手に持った感触が温かくて柔らかくて、
ぽってりとしたフォルムがなんとも可愛らしい。

手のひらにすっぽりと収まる大きさもよかった。
蓋の屋根は、栗の木です。


バターケース



底は、ガラスを焼き付けているので、バターの滑りがいいのよね・・


バターケース中







オヤジ晩酌


パン&バター(笑)


パン&バター



マカデミアンナッツでグラッパを飲んでたんだけど・・流石に寂しくなってサラダを作る。


マカデミアナッツ


オリーブオイルで和えたら鰹節をたっぷり。
柚子ポンをかけて食す。


オリーブオイル&鰹節



一度包丁を持つと料理をしたくなるという、いつものパターンにハマリ、
簡単な、唐辛子&ニンニクのパスタにした。
ペコリーノチーズをナイフで削ってトッピングすると豪華な味になるのよね・・
上等なペコリーノじゃなくて、ロマーノという種類の塩気が強いチーズ。
これがまた、ペペロンチーノに合うんだわぁ☆


ペペロンチーノ&ペコリーノチーズ




ここのところ、ゆっくり料理する時間がなく、ちょっと反省。
急いで作る食事は何かが欠け落ちるよね。

明日からは、保温鍋をうまく活用して美味しい料理を作りましょっと♪
早速、水とジャガイモを入れた鍋をストーブに乗せた。
沸いたら保温して寝ましょ。
明日はポテトサラダか・・スープか・・気分次第で決めることにしましょ。

それじゃぁ・・又
よい夜を

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